●試算の前提とした被害者側のモデル
【所在地】東京都(郊外)
【敷地面積】165㎡(50坪)
【延べ床面積】83㎡(25坪)
【建築時期】築後20年
【居住世帯】世帯主40歳、年収600万円
建物が倒壊し、隣接した家屋が全壊、
夫婦、女児が死亡
「空き家」放置していませんか?
空き家とは家主の不在が常態化しており、居住やその他の使用もなされていない建物や敷地のこと。
空き家を放置するとこんな危険が!
「空家等対策の推進に関する特別措置法」には
空家等は個人の資産です。管理者または所有者には、空家等を適切に管理する「責務」があると定められています。瓦や外壁が落下、崩れるなどして他人が怪我をした場合、空き家の所有者の責任となり、損害賠償を問われる可能性があります。
想定事故例
倒壊による隣接家屋の全壊・死亡事故(想定)
●試算の前提とした被害者側のモデル
【所在地】東京都(郊外)
【敷地面積】165㎡(50坪)
【延べ床面積】83㎡(25坪)
【建築時期】築後20年
【居住世帯】世帯主40歳、年収600万円
建物が倒壊し、隣接した家屋が全壊、
夫婦、女児が死亡
損害区分 | 損害額(万円) | |
---|---|---|
物件 損害等 |
住宅 | 900万円 |
家財 | 280万円 | |
倒壊家屋の解体処分 | 320万円 | |
小計A | 1,500万円 | |
人身害等 | 住宅 | 900万円 |
死亡逸失利益 | 11,740万円 | |
慰謝料 | 7,100万円 | |
葬儀費用 | 520万円 | |
小計B | 19,360万円 | |
合計 小計A+小計B | 20,860万円 |
約2億1千万円の損害額!
外壁材等の落下による死亡事故(想定)
●試算の前提とした被害者側のモデル
【死亡】11歳の男児小学校6年生
傷んだ壁材等の落下により、11歳の男児が死亡
損害区分 | 損害額(万円) | |
---|---|---|
人身害等 | 死亡逸失利益 | 3,400万円 |
慰謝料 | 2,100万円 | |
葬儀費用 | 130万円 | |
小計A | 5,630万円 |
約5千600万円の損害額!
空き家はあなたの資産を減らす?
空き家を放置したままだと、特定空家等と認定される可能性があります。
「特定空家等」 の基準とは
「空家対策特別措置法」の施行に伴い、自治体の調査によって「特定空家等」と判断されたものは、何かしらの措置の助言または 、指導、勧告、命令、代執行の行政措置が行われます。 代執行の行政措置が行われた場合、行政は特定空家等所有者に対して、代執行に要した一切の費用を請求します。 請求金額には、代執行の手数料だけでなく、作業員の賃金、請負人に対する報酬、資材費、第三者に支払うべき補償料等も含まれ 多額の金額が請求されます。
つまり、空き家をそのまま放置し特定空家等と判断されると、
不本意な形で、あなたの大切な資産を、大きく減らしてしまう
可能性があります。
空き家の状態では、固定資産税の特例適用外の可能性があります。
住宅用地の特例措置とは、住宅用地のうち一定のものについて、固定資産税が最大1/6まで減額されるもので、平成26年度までは、全ての住宅に適用されていましたが、27年度税制改正の大綱において、適切な管理が行われていない空き家の敷地に対して、住宅用地の特例措置は適用されないことになりました。 つまり、空き家を放置しておくと、固定資産税が高くなる可能性があります。
空き家を放っておくと、かえってお金がかかる?
空き家を放置すると、お金がかかる場合があります。 人が住んでいない、メンテナンスを行っていない住宅は、傷みが早く、傷みが進行した住宅の場合、いざ、空き家を活用しようと思い立っても、改修や修繕, 雑草の除去、害虫駆除等で 多額の費用が掛かってしまい、資金繰りに苦労したり、 諦めなければならない事があります。
特定空家等となる前に、適正に管理・活用しましょう!
管理しよう!
空き家の適正な管理の方法とは?
屋根
屋根材の異常(変形、ハガレ、破損)
軒裏
軒天井の異常(ハガレ、破損、浮き)
雨どい
水漏れ、変形、外れ
土台・基礎
破損、腐朽、ズレ
外壁
腐朽、ハガレ、破損、浮き
窓、ドア
ガラス割れ、傾き、開閉の不具合
家の中
雨漏り、カビ、害虫の大量発生、給水、排水の不具合、臭気
バルコニー、ベランダ、屋上階段
腐食、破損、傾斜、サビ
家のまわり
塀のヒビ、割れ、傾き、臭気、ごみ等の不法投棄、多数の害虫発生(ネズミ、ハチ、蚊など)雑草、樹木の繁茂
空き家の活用
空き家を活用してみませんか?
空き家を作らない、また、できるだけ早い時期から空き家を使うことで、老朽化を防ぐとともに地域の賑わいの創出にもつながります。
ご自身で住む予定がない場合は、人に住んでもらうことも考えましょう。空き家期間を短くすることで、賃貸や売買の取引を高い金額で、市場流通にのせられることもあります。
空き家を解体して、土地を活かす方法もあります。家庭菜園、駐車場、貸地など、土地活用の可能性は、場所によって様々であり、まちづくりに活かされている例もあります。
各地域の解体費助成金制度も調査、ご案内いたします
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